FC2ブログ
07.23
Sat
IMG_2732.jpg
富士山七合目の小屋 2016年7月1日写す。

7月1日富士山の花を撮りに行った。五合目の土産物売店から6合目の登山口に向かう
途中、中国人の若い女の子と一緒に歩いた。いろいろな話が楽しかった。分からないところは木の枝で地面に漢字を書いた。日本もそうだが中国は略字が多い。中国の略字と日本の略字は違うものがほとんど。それでも結構通じて面白かった。別れ際にスパムおにぎりを上げたたらお返しにとお菓子を色々頂いた。中国の一円札も頂いた。中国は儒教の国、仁義に厚いと聞く。急変する中国社会にあっても人の心は容易くは変わらないようだ。頂いたお菓子は日本製だったのは意外だったが、よくよく考えれば当たり前かも知れない。

IMG_2683.jpg
ノコギリソウ キク科 一合目で写す。
葉が鋸の歯のように切れ込んでいるので付いた名だという。花も葉も茎も均整がとれてきれいだ。薄いピンク色もある。山の草原に多い花だが植えて置くとあちこちに芽を出す。生命力のある花らしい。

IMG_2685.jpg
シモツケ バラ科 上に同じ。
庭木にも植えていて馴染みの花。背の低い灌木だが横に繁る。富士山のものは、ひょろりと小さくかわいかった。よく似た花にシモツケソウがある。京鹿の子にそっくり。この二つはどう違うのか分からない。花がシモツケに似ているから付いた名だそうだ。シモツケを木シモツケ、シモツケソウを草シモツケとも呼ぶそうだ。シモツケは下野(昔の栃木県)で発見されたので付いた名だという。

IMG_2709.jpg
ナナカマド バラ科 五合目で写す。
東北で街路樹の並木をよく見る。北地の樹かと思っていた。材が固く七回竈に入れても燃え残ることから七竈。上質の炭の材とか。秋に熟す赤い実は果実酒に。色は綺麗だが味は好きずき。

IMG_2715.jpg
シロバナヘビイチゴ バラ科 五合目で写す。
初めてこの花に出会ったのは新潟の赤倉スキー場だった。30前後の若い男に教わった。野草のマニアらしかった。イチゴは外国のものと思っていたので日本にも野性のイチゴがあるんだナと感動した。

IMG_2702.jpg
コケモモ ツツジ科 五合目で写す。
高山のきびしい環境に耐え懸命に生きる木。高さ10センチにも満たない。小さな釣り鐘のような花、秋の赤い実が一入可愛い。高山植物の中でもなじみ深い。這松の下に群生している。富士山五合目では岳樺や七竈の下に群生していた。意外で嬉しかった。
実は甘酸っぱい。果実酒やジャムにすると美味しいそうだが作ったことはない。

IMG_2727.jpg
イワツメグサ ナデシコ科 六合目で写す。
生えている草木もまばらな岩礫に毅然と咲いていた。富士山の主、木花開耶姫(このはなさくやひめ)の化身かと疑った。

IMG_2738.jpg
ハンショウズル キンポーゲ科 七合目で写す。
七合目はかなりの高度だ。こんなに高い所に咲いているとは意外で嬉しかった。岩の間の灌木にしがみ付いて咲いていた。恥ずかしそうに下向きになので中が見えない。可哀想だったが花弁を広げて写した。写し終えて元に戻しながら“ごめん”。ハンショウズルは漢字で半鐘蔓。花の形を見れば一目瞭然。釣鐘葛とも。
釣り鐘、梵鐘は昔、人々の生活の一部分だった。時を告げ、その清らかな響きは人々の心を澄ました。「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり」誰でも知っている平家物語の冒頭。数々ある名鐘の中でも三井寺の梵鐘は言い伝えと共によく知られた名鐘だ。
この三井寺の鐘をモチーフにした能がある「三井寺」だ。

miidera.jpg
名月に我が子の行方を思い心が乱れ鐘を突く狂女

三井寺
能「三井寺」は狂女物。我が子との再会を祈り清水寺に参籠した母は三井寺に行けと霊夢を見る。母は三井寺へ急ぐ。その旅の様子を面白く見せる。「道行」だ。
折しも八月十五夜。名月に心乱れた母は鐘楼に登る。僧達の咎めに母は古詩を引いて僧を説き伏せ鐘を突く。鐘の音づくしの、美文でつづる「鐘の段」が胸の高鳴りを呼ぶ。ここでは鐘楼の「作り物」が大きな存在感だ。
狂乱の「鐘ノ段」から一転して、鐘づくしの「クセ」しみじみと聞かせる。
月と鐘を主題に清らかな名曲といわれる能。
能「三井寺」の詳しい解説はこちら

comment 0
back-to-top