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05.14
Tue

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アサガオ(朝顔)ヒルガオ科 2019年 写す

名前は知らないが誰かがネズミの額に捨てて行った鑑賞用のシダ。
枯れかかっていたが、鉢に植え直していたら蘇った。緑の少ない時期に若緑が嬉しい。
鉢の隅に季節外れの朝顔が芽を出した。シダに絡みつき、なんと一輪だけ
花を咲かせた。千利休の上を行く風流な奴。秀吉様も微笑むかもしれない。
朝顔に釣るべ取られてもらい水(加賀千代女)
朝顔に魂とられて口あんぐり。(ネズミ家住人)
シダの大きな根に追い出されたのか季節外れだったのか一輪咲かせて
枯れてしまった。

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ダイモンジソウ(大文字草)ユキノシタ科 新潟産 2019年 写す

谷川の岩の上など水気のある所に咲いている。
純白の大の字がたわわに咲く白は高貴の色。
かなり古い昔、この花を採ろうと西沢渓谷の滝壺に落ちた。
五月の山の風は冷たかった。楽しい思い出は消えやすいが、悪い思い出は
なかなか消えない。
大文字焼のシンボルマークのように咲く。

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サクラソウ(桜草)サクラソウ科 長野産

毎年豪華に咲いてくれていたのが今年は何に腹を立てたのか
全く咲かない、ご覧の惨状。下は去年の写真。
花壇などでよく目にするサクラソウは西洋桜草。
日本桜草は珍しくなった。昔は荒川の土手に群生していたという。
豪華な花見弁当に美酒、舟を連ねて桜草花見と洒落込んだそうだ。
花弁の形、色も桜にそっくり。
名の由来と云うが名に相応しいゆかしい花。
桜は日本を代表する花。昔は花と云えば桜を指した。
桜の能も多い。なんと天女が桜泥棒を働く能が作られた。能「泰山府君」
日本人と桜の関わり合いの重さを示すかのようだ。
泰山府君は地獄の王、閻魔大王の息子、生きとし生ける物の命を司る。

桜町中納言と仇名された桜の花好きが短い花の命を伸ばそうと
泰山府君にお願いの祭りをする。
天女が降り立ち余りの美しさに一枝盗んで天に逃げ帰る。
奇抜な発想が面白い。通常、天女は羽衣を想わせる長絹を着るが
唐織の里女姿で現れる。唐織の里女姿だが面は神の顔の増女。
里女と神のミックス女の艶やかな姿で、月の暫し雲に隠れる隙を待ち
一枝手折る姿が何とも言い難い。

中納言の祭りの花園に泰山府君が現れ、桜泥棒の天女を呼び出す。
天女が現れ桜の枝をかざし羽衣を翻して舞う姿が美しい。
泰山府君は天女に花の枝を元の木に戻させ、その威厳を誇示する
「舞働」を舞い、花の齢を三七日、二十七日延ばす。
超スケール、奇想天外のドラマが天上ではなく地上で展開される。
大人向け童話に大いに楽しめる能。

泰山府君

「さしも妙なる花の枝、手折りて行くや乙女子が天津羽衣立ち重ね
雲井遥かに昇りけり」
能「泰山府君」の詳しい解説はこちら

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