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07.01
Tue
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チダケサシ 2014年6月25日写す。 植栽。

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チダケサシの群落 2014年6月29日写す。 東京都八王子市高尾 多摩森林科学園

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ベニタケの仲間(だと思う?)。2014年6月29日写す。 東京都八王子市高尾 多摩森林科学園


あちこちの山の中に。北海道にはないらしい。
     
ユキノシタの仲間だという。ユキノシタを知らない人少ないと思う。湿り気のある、かなりの山の中から、石垣、日の当たらない庭の隅まで生えている。蔓を伸ばして這い回る、極めて繁殖力の旺盛なやつ。チダケザシはこのユキノシタの仲間だという。似ても似付かないこの二つがどうして仲間?頭を傾げても更に解らない。形、葉、花も全く違う。素人だからと、しておこう。
チダケサシは羽の形の複葉がいい。まっすぐシャンと立ち上がり茎のてっぺんにピンクの小さな花を、かたまって、円錐形の穂のように咲かせる。凛々しく野草の貴婦人だ。
山道の際や、山懐の田んぼの山際などでよくみかける。多摩川上水にも咲く。
 チダケサシは乳茸刺。乳茸を採ってチダケサシの茎に刺し通して持ち帰る、から付いた名という。「昔の人の袖の香ぞする」。古色が匂い懐かしい。

乳茸は夏のキノコ。中から乳状の液をだす。「掌いっぱいの乳」の意の学名を持つ変わった茸。芝生の中で見かける、赤みを帯びた紅茸の仲間だそうだ。
栃木に「ちちそば」がある。乳茸とナスを炒め、具にした汁で食べる。栃木名物だ。

「乳茸刺」と聞けば能「海人」が連想される。我が子の行く末のため、宝を盗み取り、乳房を切り裂き中に隠し、持ち帰るという、壮烈、強烈な母性愛を描いた作品。
玉取伝説を脚色。藤原不比等、淡海公は唐の高宗皇帝から贈られた宝の珠を志度の浦で龍神に奪われてしまった。淡海公は珠を取り返すため志度の浦に下り賎しい海人乙女と契りをこめ男の子をもうける。海人は子を世継ぎする約束を淡海公から取り付け、千尋の竜宮に飛び入り珠を取り返し乳を切り裂いて中に隠す。「珠の段」といい、女の出で立ちで龍神との争いを激烈に舞う。
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