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平成26年8月1日  長野県 雨飾山で写す

赤みをおびた薄紫の花が美しい。カンナの葉を、ひとまわり小さくしたような葉も、みずみずしくきれい。地方により40種ほどあるそうだが素人には判別が難しい。欧米にはギボウシの愛好者が結構いるそうだ。テレビで紹介していたが、庭いっぱい色々の品種を植え込み自慢げに説明していた。彼らはツアーを組み、日本の生育地を訪ねるそうだ。欧米には「つはぶき」や「ギボウシ」のような形の、葉の大きい花は珍しいという。
日本各地に、ちょっとした山に入ればそこいらにある。10数年前、宮崎の「えびの高原」で草丈10センチほど、花が一輪のものを見た、別種だろうか、高山だからか分からない。可愛くて、色も一際深かった。頂こうかな?と悪心が起こったが此処は国立公園。心残りは今も消えない。
東北地方ではウルイと呼び主要な山菜だ。葉柄の部分を食べる。シャキシャキとした食感がいい。葉は、もさもさして美味しくない。芽を出したばかり、葉がまだ開かない全草の天ぷらが絶品。
ギボウシは擬宝珠。つぼみの形が橋の欄干の飾り、擬宝珠に似ているから。欄干に擬宝珠の付いた木の橋は、めっきり減ってしまって公園などの飾りになってしまった。

橋の欄干といえば牛若丸。欄干の上を飛び回り弁慶と闘った。戦前生まれの人なら誰でも知っている童謡「京の五条の橋の上」の元になった話。これを作った能が「橋弁慶」。
出所は「義経記」、「御伽草子」。
牛若(源義経の幼名)が五条の橋で千人切りを働く。話は物騒だが、どこか童話風。ほのぼのとした能。生涯の主従、義経と弁慶の出会いの物語。
シテは弁慶だが子方の牛若が小太刀を健気に振るい舞台を独占する。厳めしい出で立ちの弁慶が幼い牛若に散々に翻弄される。むくつけ大男、弁慶が滑稽にさえ見える。
特殊演出「小書」に「扇之型」がある。橋がかりの欄干から舞台の弁慶目がけ扇を投げつけ弁慶が長刀で叩き落とす。なかなかの小書だ。
  詳しい解説は金剛流潤星会ホームページ「能曲目解説」をご覧下さい。
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