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08.25
Sun
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 ブログなる物を書こうと思い立った。きっかけは先日、能「卒都婆小町」を舞ったこと、野草好きが高じて友人と会を立ち上げたことや、野草の魅力を書きたかったこと、などなど。友人達にも書いてもらうつもり。

「卒都婆小町」を舞って思うこと。
この能を舞うのに次の事柄を心がけようと思ったが。
①主人公は「百歳に一歳足らぬ」老婆です。先ず「運歩」(歩き方)。歩行もままならぬ風情を出すため考え出された「老足」。人により多少の違いがあるようです。
今度の運歩は後で映像を見たら若さが見えました。
杖の持ち方、つき方も他の杖を使う能とは違う。杖にすがってと云う風情です。
写真を見てください。杖の先端を余して持っています。普通は見た目に悪いこんな持ち方はしません。ですがこの上なく婆さんにみえるのです!
②ボロを着た乞食の婆さんですが傲慢無比の婆さんです。「卒都婆問答」では、あるときは突き放す如く、ある時は詰問する如く、諭す如くというが,小心者のシテには荷が重かった!
③技術的にはみな同じく難しいが見せ場でもある「狂い」が難関だろうか。疲れも最高潮。若い男の深草少将が婆さんの小野小町に憑くのです。どの程度の狂態?どの程度の男臭さ?でも少将は大宮人、品がなくは?老足は?等々。
④やれやれ終わった。気を抜いたとたん失敗などあるものだ。心せねば!この曲は、終曲の「狂い」から「悟り」の落差が大きい。これを観客にどう納得させるか難しいのでは?
⑤ともあれ、町の女達にも汚たなまれる婆さん乞食だが、やはり小野小町。能は美しく舞うものだという先師の遺訓もありました!
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