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04.01
Sat
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2017年20日写す。以下同じ

多摩湖は東京の西、狭山丘陵にある人造湖。村山貯水池とも呼ばれる都民の水瓶。手入れが行き届き、きれいに整備されている。
中央線、武蔵境駅北口から歩いて10分ほど、境浄水場がある。境浄水場から多摩湖まで水を引く導水管が埋設された上はサイクリングロード。境浄水場から多摩湖まで12K,このところ自転車、ジョギング。ハイカーなど急増、にぎやかだ。

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スミレ スミレ科

単にスミレと名が付くのは一種だけ、外は何々スミレと名が付く。タチツボスミレ、エイザンスミレ、サクラスミレ等々。スミレは種類が多く外来種もあり素人には判別が付かない。スミレとしたが多分間違いだろう。スミレはスミレ属の総称でもあるというから勘弁して頂く。似ているものに白花があった。

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コブシ モクレン科

早春の山や野を“春が来たよ”とばかり盛大に飾る。東京ではコブシやモクレンが満開のほぼ一週間後頃、桜の開花宣言がある。
インドのホテルのロビーでウイスキーを飲んだ。インドではイスラム教のように飲酒は禁じられてはいないが、ヒンズー教では酒は人の魂を狂わせるから飲まない方がよいという教えがあるとガイド氏に教えられた。インドの人は人前では控えるそうだ。外国人は埒外だ。ロビーでピアノの演奏をしていてリクエストをという。酔って故郷が恋しくなったのだろう日本の国歌をリクエストした。流れて来たのは“コブシ咲くあの丘北国の♪”千昌夫のヒット曲「北国の春」だった。日本の国歌だと思っているのだとガイドさん、世界は広いナと感慨一入だった。帰国の時ガイドさんに使い残ったインドのお金をあげたらお礼にとウイスキーをくれた。インドの人達が隠れて飲むウイスキーはうまかった。

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キブシ キブシ科

キブシの花房が垂れ下がる頃、山に花は極少ない。地味な花だが春の到来を知らせる花。
聞いただけでは分からない変な名前。漢字で木五倍子。木の実の五倍子(ゴバイシ又はフシ)という意味だそうだ。五倍子はヌルデに付く虫コブ。昔お歯黒をつくった。木五倍子の実からも五倍子の代用でお歯黒をつくった。
お歯黒といっても現代人にはピンとこない。お歯黒は既婚の女性が歯を黒く染め“お手出しはいけませんよ”のおしるし。終戦後しばらくまで、おばあちゃんがお歯黒をしていた。笑うとお歯黒の歯が気味悪かった。中世までは高貴な男性もお歯黒をしたという。

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ムラサキケマン ケシ科

漢字で紫華鬘。華鬘はお寺の本堂を飾る飾り物だそうだ。一名、藪ケマン略してヤブケ。何処にでもはびこる花で珍しくないが、よくよく見るとなるほど華鬘、名の如しだと思う。
折るといやな匂いがする。葉っぱを青虫が食べるそうだ。この青虫がサナギになり花の妖精、蝶に変身する。蝶は詩や歌に詠まれ童謡にも歌われ愛されてきた。能に童話のような作品がある「胡蝶」

胡蝶・修090
梅の花に戯れ舞い遊ぶ胡蝶の精

能「胡蝶」 
梅は早春の花。蝶は百花繚乱の晩春に生まれ百花と縁を結ぶ。
早春の梅とだけ縁のない身を嘆く蝶の精が、僧に法華経の功徳によって梅の花と縁を結ばせてほしいと懇願し、中国の故事、荘子が蝶になった夢の話や、源氏物語、胡蝶の巻を語る。ここまでが前場。
後場では僧の法華経の読経に、この世に蘇った胡蝶の精魂が願い叶い花に戯れ遊び、お礼の美しい舞を見せる。
荘子の夢の話は、荘子が夢で蝶になり、蝶が自分か自分が蝶か分からないという、斉物論なる荘子哲学だそうだが哲学は兎も角、物語の核心、クセの導入部に語られ、蝶と人との優しい繋がりを例にしていて違和感がない。
続く源氏物語、胡蝶の巻は、源氏が園遊会を催し池に船を浮かべ童に胡蝶の舞を舞わせた。
哲学を空想の世界に転じ、源氏物語の華やかな世界を見せ夢の世界に誘う。

能「胡蝶」の解説はこちら
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