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04.02
Mon
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野川公園自然観察園 2018年3月15日写す
冬景色の殺風景な園内にコブシが咲き初め、春の空気が流れ始めていた。

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アズマイチゲ(東一華)キンポウゲ科

純白の花色は早春に咲く花に相応しい。
一本に一個咲くのでイチゲ、つまり一華だそうだが“東”が分からない。
東は関東を指すというが全国にあるらしい。

早春に目を覚まし美しい花を咲かせ、初夏には姿を消すアズマイチゲの仲間は
スプリングエフェメラルと呼ぶという。
儚い短命の春の花という意味だそうだ。
節分草、福寿草、一輪草や二輪草などなど。早春の女王カタクリも。

蝶も蜂も冬ごもり、花の夢を見ている中に咲く不思議な花達だ。
春を待ちわびている、野の花好きの人間を喜ばせたいと咲くのだと思う事にしている。
雪の多い地方では雪解けの中に咲く。感動一入は言わずもがなだろう。
雪もまたエフェメラルだ。
大地を白一色に漂白浄化する雪に人々は様々な思いを抱き色々な夢を描く。
雪の精の能「雪」もごく自然に生まれたのだろう。

雪の小面
使用面、小面。汚れを知らない清浄無垢な少女の相貌。
写真は「雪ノ小面」と呼ばれる由緒ある小面。

突然の大雪に道を見失った僧の前に現れた女。
僧に己は誰なのか分からない、ただいつの間にかこの世に現れたのだと云い
この事が妄執だと訴える。
僧はただ仏の功徳を信じれば成道できると教える。
雪の女は感謝の舞を舞う。

物語性は乏しい小品だが、白い袖を翻して舞う雪の女の舞が美しく、
果てしない雪原の彼方に清浄無垢な夢に誘う。

  能「雪」の解説はこちら


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