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05.26
Sat
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八ヶ岳の主峰、赤岳 
2018年4月27日写す。以下同じ

八ヶ岳は長野県と山梨県に連なる山。雄大な裾野を引く。
主峰、赤岳は標高2900m。
赤岳周辺の花の色がどこの山よりもきれいだと感激した記憶がある。
特にタカネナデシコの花びらが大きく、垂れ下がっていたのが忘れられない。
最近は八ヶ岳山麓を取り巻いているハチマキ道路周辺の花を見に行く。
ついでにキープ牧場のアイスクリームを食べるのが楽しみだ。
ジャージー種と云う見慣れない牛が“モウ~”と歓迎してくれる。
この牛の乳から造るアイスクリーム。
甘い物苦手の吞兵衛さんも“ウンこれは美味い”とおっしゃること請け合い。

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シロバナエンレイソウ(白花延齢草) シュロソウ科
薄暗い落ち葉の積もった林の中に咲いていた。
大きな葉っぱの真ん中に白くかわいい花がチョコンと、ひときわ目立っていた。
命を延べる草と書くからには漢方薬にして不老長寿の薬にでもするのかなと
思ったら毒草だというからビックリ。
だが要はその人の考え次第、可憐なこの花を見て心が和めば、
命も伸びるのではと思うことにた。

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アセビ(馬酔木)ツツジ科

馬酔木は有毒の木。昔は山小屋のトイレにウジ虫退治に放り込んであった。
馬酔木とは当て字にもなっていない不思議な名前の木。
辞書や物の本には、昔中国から来た馬が毒だと知らず食べて
足が痺れ歩けなくなったことから付いた名とある。
だがこの言い伝えも怪しい。
草食動物の唇は大きく、ふわふわが多い。
例えば馬や牛は大きなふわふわ唇で器用に毒草を選り分け食べる。
動物はあまり好きではないが、その所作が可愛いくて見とれてしまう。
牧場や野原にはウマノアシガタやスズランなど毒草がはびこっている。
牛や馬、野生動物が食べないから。

馬酔木は日当たりのいい乾いた尾根筋などに咲いている。
小さな壺形、おちょぼ口の花がたわわに咲く。庭や垣根の植木に喜ばれる。

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ウグイスカズラ スイカズラ科

花には全く興味がなく、ただガムシャラに山の頂上を目指だけだった頃、
花好きの友人がウグイスカズラを“鶯の神楽の舞の木”だと教えてくれた。
学者はウグイスカズラとか、怪しげな名の由緒を説くが「鶯の神楽の舞の木」
が正しいと力説していた。
この花が咲くと鶯が喜んで神楽の舞を舞う、花も鶯が舞っているように
咲くとのだと。今は疎遠になった友人だが、口に泡を飛ばして力説していた
姿を思い出しながらカメラのシャッターを押した。

鶯は能の世界でも人気者だ。能「花月」ではシテの遊興人の花月が
弓を引き絞り「鶯の花踏み散らす細脛を射て落とさん」と鶯が遊ぶ
満開の桜の木の下に忍び寄る遊興を見せる。

かっしき
 「花月」の使用面 「喝食(かっしき)」

お寺の食堂で献立を大声で叫ぶ、つまり喝する仕事の人の面相
半俗半僧の少年だったという。前髪が反俗半僧を示し、女性に似た相貌。
色々の芸をして人を集め、布教活動もしたという。

能「花月」は小品ながら無駄がなく中身ギッシリの「遊興物」と呼ばれる能。
念友つまり中世に流行った同姓愛を風刺する「小唄」を謡い、曲舞を舞い
「鞨鼓」を打ち、キリでは天狗に攫われ諸国を巡り歩いた己の体験を見せる。
スピード感たっぷり、芸尽くしの能。
「小唄」は中世の流行歌がそのまま残っているといわれる。これも興味深い。

 能「花月」の詳しい解説はこちら


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